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エピソード7 「急にまとめることができるようになった社員の話」

<急にまとめることができるようになった社員の話>

平成3~4年頃、我が社では毎月100~120人の入会者があり、当時一人の社員が担当する会員数は1か月に5人ぐらいでしたが、ある社員村山君(仮名)―社長が期待を寄せていた人が入社6か月目頃に1か月間に5人をまとめました。次の月も半月程で3人をまとめ、他にも何人もまとまりかけていました。
<これはスゴイ本物だ!まとめるコツを掴んだに違いない>と思い、何故急にまとまり出したのかと村山君に聞いたところ、来社一度目はお断りした程の難しい条件の男性(35歳・高校中退・年収300万円・身長160㎝)をまとめたところ、何故か急に次々とまとまり出したと言うのです。※バブル時:男性35歳の入会基準は、年収約400万円以上でした。

村山君は、この難しい条件の男性の担当になったものの、なかなかお相手が見つからずどうしようかと思案にくれ、社長に相談したところ、中学卒の年収250万円と少ない上に身長158㎝のとても頼りない男性をまとめたり、広島県の島の造船所で働く高卒の男性に関西の女性をと頼まれ、まとめたり、難しい人でもどんどんまとめるやり手の仲人さんがいるから頼みに行ってみたら?とアドバイスされ、会いに行ってきた事を話してくれました。

村山君がやり手の仲人を訪ね、高校中退の男性の釣書、写真を見せてお相手がいないかと相談を持ちかけたところ、「なんでそんな難しい人を私に持って来たんだ?もっとまともな人を持って来なさい!アホと違うか!」とボロクソに言われ追い返されたそうです。

帰る道々、だんだん腹が立ってきて、『あんな人間性の低い仲人でも難しい条件の人をまとめられるのなら、私でも必ずまとめられる。絶対にまとめられる。
あの人がまとめているという事は、どんな条件の悪い人でもお相手が出てくるんだ!
そうだ、どんな人でも必ずお相手はいるものなんだ』
そして、「あんな人には絶対に負けない!あの子は私がまとめる。必ずまとめる!」と両手のコブシを握りしめ、何度も何度も繰り返して帰宅したそうです。

仲人さんに追い返された村山君は、毎日「必ずまとめる、必ずまとめる」と言いながら通勤していたところ、1か月くらいで高校中退男性にとてもピッタリの女性が現れたので、その人に申込んだところすぐにお見合いになり、2か月程度の交際後、何の問題もなくスムーズに成婚となりました。
その時、「その人にはその人に合う人が居るものなんだ」そして「どんな人でも相手は必ずいるんだ。どんな人でも必ずまとまるものなんだ」と改めてしみじみ思ったそうなのです。
そうこうしているうちに、他の会員さんも何故だかドンドンまとまり出したとのこと。

ところで、やり手の仲人さんが村山君に冷たかったのには理由がありました。
我が社では仲人さんにお相手探しの依頼をする時には、その仲人さんがお相手探しで困っている人を聞き出し、その方の候補者となる様な方を少なくとも2~3人位エピソード7は用意しておいて、その候補者達を紹介しておいてまず仲人さんを喜ばせる。

そして、感謝してもらった所でおもむろに「実は私も相手がいなくて困っている人が居るんです。こんな人なんですが…」と打ち明けお願いするのがルールなのです。

新人の村山君が追い返されたのもしようがなかったわけです。
【私の説明不足でした…(←社長談)】
でも、結果的に、この仲人が村山君を「悟らせてくれた」のであれば、人間、どこに幸運があるかつくづく解らないものですね。

キャンドル


<なぜ村山君がヤル気になったのか・・・・と聞いた所>

このお母さんが、お菓子を持って来て、先生お願いします。と毎月必ず来社されるんです。
ですから、お母さん、私共は会費をいただいてお世話させていただいておりますので、毎月来社されるのは大いに歓迎させていただきますが、お菓子はお持ちにならなくてもいいんですよ。
と申し上げました所、(正直な所、候補者が少なくプレッシャーを感じ始めていましたので)

それは困ります。これは続けさせてください、お願いしますとお母さんがおっしゃるんです。

先生は、ウチの子の候補者がいない、少ないのは高校中退(中学卒)と言う事だと言っていましたでしょ。ウチの子はグレて中退したのでもなく、イジメでもなく、体が弱かったとか、勉強が出来なかったとかではないんです。
ウチの子の中退の原因は、私達親が会社をツブした為なんです。
毎日毎日、朝に晩に借金取りの人相の悪い人達が来るんです。
夜遅くまで居座ったり、大変だったんです。

ある時、新しい担任の先生が来て初めて気付いたんですが、半年前に退学届を出していたんです。(私達に心配をかけない様に)と、学校へ行くカッコウをして、毎日仕事に行っていたんです。前の先生が病気で代わりに臨時の先生が来ていたので、気付くのが遅くなったんです。で、気付いた時、私達で再三説得したんですが、どうしてもこのまま行くと言う事でアキラめてしまったんです。

この子はとってもいい子なんです。私達にウラミ事は一切言いませんし、いつもニコニコして仕事に行っています。でも、最近、帰宅して机に向かって座っているのを見たりすると、背中が何かさみしそうなんです。そうだ結婚させてやらないといけない年齢なんだ!
この子は自分で彼女を見つけて来たりできない子なんです。
せめて、私達が結婚させてやりたいと思っても何もできないんです。

私には先生にお菓子を持ってお願いに行く事位しかできないんです。
先生、これだけは続けさせてください。

「お願いします。」とお母さんに頭を下げて頼まれた時、急に胸にこみ上げてくるものがありました。
それで、ハッと気がついて中卒の難しい人達を何人もまとめている仲人さんの話を聞いて、そこに行ったとの事、そしてその人をまとめたら、次から次へ何故だか急にまとまりだしたと言うんです。

※ もちろん、当社では入会時に家庭の事情、中退の理由とかも全て聞いておりました。でも、改めて、お母さんからその時の話を直接聞かせていただいて「お母さんの辛さ、悲しさ、子を想う親心」を感じて、胸が熱くなり、「お母さんを助けてあげたい!何とかしなければいけない!」と強く思ったそうです。

※ 世の中のお母さん方に申し上げたい事
私共の社員、村山君がこの人をまとめたのは、このお母さんのまごころに打たれたのです。お母さんの本心を思い切り、感じてしまった事なんです。
参考にしてください。

キャンディ
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