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エピソード4 「天女が降りて来た」 : 女性

大阪支社にとても雰囲気の良い女性が入って来ました。
「天女が降りて来た」様でした。
「恋愛は、いつでもできる」という雰囲気をイヤ味なく感じさせる方でした。
大学は〇〇女学院という学力優秀なお嬢さん学校であり、お仕事は日本を代表する航空会社国際線のスチュワーデスさんで、東京にお住いの方でした。
そんな方でしたので、経験豊富なベテランカウンセラーも気後れしたのか、私に無料相談してくださいと頼みに来ました。

そんな方なので、無料相談では気合が入りました。
「貴方は、ご自分で恋愛のできる方です」「それもかなりのご立派な方と 又そんな方からいくらでも声がかかる方です。」 見ていれば判ります。そんな貴方の様な方がここへ来られると言う事は「よっぽど 高い希望が有るとか 又はとても厳しい条件や事情があるのではと思われます」イヤ、その両方が有るかも知れません。

例えどの様な事情がありましても、その事はお話していただかなければいけません。
隠し事をされますと婚礼センターの精神どおりのお世話ができなくなるのです。
全てをお聞かせいただく事になりますが、それでもいいのでしょうかと申し上げました。

すると、「ハイ、何でも お話するつもりで参りましたので、どんな事でもお聞きください。」との事でした。 「実は今、本部長が言われた通りの事情があります。全て申し上げます。でもハッキリ言っていただいたので 私も 気持ちが決まりました。お電話してここへ来る道々、話しても良いものかどうか、正直迷っておりました」

まず本部長の「貴方には、今恋愛している雰囲気がある」と言う事でしたが、確かに彼はいましたが、ハッキリと別れましたので今日ここへ参りました。彼は日本を代表する私立大の医学部を出て、今、勤務医をしています。
別れた事情もお話しますが、その前に私の家族の事からお話した方が解り易いのでお話いたします。私の父は九州地方でも名の知れた会社の創業経営者です。
私は三女になりますが、実は私は認知された子供です。つまり母は世間で言うお妾さんです。そして父は国会議員をしています。私は父をとても尊敬しています。
は父も母も大好きです。小さい頃からずっと、優しい父が好きでした。

別れた彼も実家は地方ですが、とても立派な何代も続く大地主さんの家柄の方で東京にもビルを何棟か所有している様でした。彼とは婚約していましたが、父との関係が障害となりご両親から反対され、破談になりました。やっと諦められたので、今日参りました。との事でその他の事も色々とお尋ねし、彼女の事がよ~く解りました。

彼女に釣り合いのとれた方でお世話できて、色々な事情を乗り越えられる男性をと考えました。

この女性のお相手は以前の彼に負けない人でなければいけないと思い、お医者さん20人程と公認会計士さん2人を出しました。このお医者さんと公認会計士さんは全て直接ご本人がここに来られている方で、親がかりでなく自分で判断できる方々であり、私共にある程度お任せいただいている方達でした。

この22人の方々を説明している内に、この女性が、とても人柄が良く、品もあるし素晴らしい人物だと感じられました。
ついつい熱が入り「この中には貴方のハンディを気にせず、貴方の人柄そのままの貴方を気に入ってくれる人が1/3は必ずおられます。お見せした方々の人柄、性格、考え方を私は知っていましたので自信がありました。励ましてあげたいと言う気持ちもありましたので、ついつい力が入ってしまいました。「貴方なら、必ず私共でお世話できると思います。」と言う言葉が出ました。
この中で貴方のハンディを気にする人がいたとしても「そんな方は相手にしなくていいんです」「必ず、貴方の良さが解ってくれる人、ハンディなんて気にもしない人がいますよ」例え私共でおまとめできないとしても、そんな事 気にする必要もありません。貴方には貴方の良さが分る、ふさわしい人が必ず現れます。と本心から申し上げました。
改めて出なおす余裕がないのでと当日入会されました。

まず、医師5人からお話を始める事となり、その後、医師2人からお見合い申込みに対してOK返事が入りましたので、打ち合わせもあり、何度も電話(ルス電)、FAXも入れましたが、1ヶ月間一切連絡とれず入会40日目に 又、突然電話がかかり、来社されて「おかげで婚約成立しました。今日、成婚料持参しました。」と目を輝かせながら言われるのです。こちらは何の事やらサッパリ訳が解らずキツネにつままれたみたいでした。スミマセンが、私達に解る様にお話してもらえませんかと申し上げました。

すると「別れた彼と 結婚する事になりました。」先生のおかげです。実は、先日相談の日、先生に20人程とても素晴らしいドクターや会計士さん方のお話を 聞き、励ましていただいているのは判っていたんですが、途中で私のお腹が急に熱くなりまして、「私でも結婚できるんだ」「幸せになれるんだ」と確信の様なものが沸き喜びがこみ上げて来たんです。その日、御社から帰る道中で「元の明るく、元気な○○チャン」にもどったんです。スキップする程でした。

するとそれ迄、怖くて行けなかった彼のマンションに、置き忘れていた大事な物を取りに行けたんです。 彼の眼を見ても怖くありませんでした。その時はしっかり彼の眼を見て「〇〇さんもお元気でね。ジャ~」とニッコリ笑顔でお別れしたんです。
その日はモノスゴイ大雨でした。傘をさしても、濡れる様なヒドイ雨でしたが、彼のマンションを出て200m位行きましたら、バタバタと足音がした気がしたのでフリ返ると、彼が傘もささず、走って来て振り返った私の肩を彼が強くつかんで、「僕と結婚してくれ」と言われました。 聞きとりにくかったのでエッと言ったら「ゴメン!君しかいないんだ。結婚してくれないか」と今度はスゴク大きな声で言われたんです。私はとまどいながら エッハイとうなづきました。

小説でも これだけの事はなかなかありません。
「事実は小説より希なり」を実感しました。
どうしても成婚料を支払いたいと言われましたが、それは受け取れませんとご辞退しました。

忘れられない 思い出となりました。

教訓
その方にはその方のふさわしい方がいて、心が強く輝いていればふさわしい方が当然のように寄ってくるものなのです。

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